月経と女性ホルモンについてぱん子がゆるっと解説。〜なにごともバランスが大事ですな。

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10代頃に始まり、50歳前後閉経するまでずっと繰り返される月経。

月経=生理のことです。

女性のみなさんの中には生理に振り回されて、毎回ゆううつ〜な人も少なくないのでは。

この記事は女性が生理とうまく付き合っていくために、知っておくといいことをぱん子の視点でまとめました。

専門知識がなくてもわかるように、細かい部分、ややこしい部分をなるべく省いています、ご安心を。

女性ホルモンについて

月経について知るにはまずは女性ホルモンのことを知る必要があるでしょう。

女性ホルモンは大きく分けて2種類あります。

  • エストロゲン(=卵胞ホルモン)
  • プロゲステロン(=黄体ホルモン)

卵胞からは主にエストロゲンがでています。そして、卵が精子と出会うために旅に出る(=排卵)と卵胞は黄体に変わります。黄体からは主にプロゲステロンがでます。

生理〜排卵期にかけてエストロゲンが増えて、排卵後〜プロゲステロンが増える、という一定のリズムがあります。

この一定のリズムの中、女性ホルモンがバランスを保つことで、体が正常に機能しています。

女性ホルモンには様々な働きがあります。その一部を紹介します。

◆エストロゲンの働き

  • 子宮内膜を増殖させて厚くする
  • 膣内を酸性に保つ
  • 膣の壁を厚くする
  • 粘液の分泌が増える(比較的粘度が低く透明でよく伸びる粘液)
  • 悪玉コレステロールを下げる、善玉コレステロールを上げる
  • 血管壁の柔軟性を保つ
  • 骨量を保つ
  • コラーゲンの合成を促す
  • 皮脂腺の分泌を抑える
  • 自律神経の働きを安定させる

◆プロゲステロンの働き

  • 子宮内膜を柔らかくして妊娠しやすい状態にする
  • 膣粘膜が薄くなる
  • 粘液の分泌が下がる(粘度が高く、不透明な伸びの悪い粘液)
  • 妊娠中は子宮筋の収縮を抑える
  • 食欲を増やす
  • 水分や栄養素を溜め込む
  • 体温を上げる
  • 眠くなる
  • イライラ、憂鬱になりやすい

こうやって女性ホルモンの働きを眺めると、エストロゲンはヒーローでプロゲステロンは悪者のように見えますが、けっしてそういうことではありません。両者のリズムとバランスが大事です。

月経のしくみ

月経は簡単に言ってしまうと、精子と卵子が出会ってできた受精卵が寝る用のふかふかベット(=分厚くなった子宮内膜)が、受精卵が来なかったために必要なくなって全部剥がれ落ちていく現象です。これが生理です。

そして、子宮内膜には血管がたくさん通っています。赤ちゃんに栄養を送るためだと思えば納得できます。

無理矢理皮が剥がれたら血管が傷ついて出血するのは当然です。だから生理の時には血が出ます。

このときにプロスタグランジンという痛みを起こす物質が作られて、生理痛が起こると考えられています。

通常はふかふかベットが剥がれやすいように体のしくみが備わっていますが、

なにか原因があって、うまく機能しない場合は痛みが強くなったり出血量が多くなったりします。

月経周期を管理しよう

月経周期とは、生理開始日から次の生理開始日の前日までの日数を指します。

そして、月経周期は大きく分けて4つの時期があります。

  1. 卵胞期
  2. 排卵期
  3. 黄体期
  4. 月経期

…4→1→2→3→4→1→2→3→… という具合に繰り返されます。

それぞれの特徴をお話します。

◆卵胞期

4つの期間のうち、一番調子が良い時期です。ポジティブな気持ちになれて、心も安定するので、新しいことを始めるにも向いています。

卵胞期には、卵巣中で卵胞が成熟していきます。卵胞からは主にエストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌されています。

◆排卵期

卵胞が成熟して排卵の準備が整うと、脳から指令がでて、黄体形成ホルモン(LH)がバーッと分泌されます。黄体形成ホルモンは、排卵を促すホルモンです。

排卵は、卵胞の膜が破けて、中に入っている卵子が出ていきます。そのときに炎症がおきて、下腹部痛が起こる場合もあります。

◆黄体期

排卵が起こると、卵胞は黄体に変化します。黄体からは主にプロゲステロンが分泌されます。

プロゲステロンの作用は前の項でもお話しました。

黄体期は約2週間あります。後半くらいからだんだんメンタルが不安定になりがちに。体もむくみやすかったり、重だるかったり、調子が悪くなりやすい時期です。

気持ちが投げやりになりやすいので、この時期に大事な決断はしないほうが吉。

◆月経期

黄体期後半〜月経期前半にかけてはまだまだ心身ともに不調が続きやすい時期です。

この時期は無理して頑張らないで。

月経期後半にかけて徐々に気持ちが前向きになっていきます。

私は生理が始まってからずっと月経周期を管理し続けています。

なぜ月経周期の管理をしているか?最初は母に言われるがままに記録していましたが、今はちゃんとした意味をもって管理しています。

月経周期を管理すると自分の状態を知ることができるからです。

月経周期をしっかり管理していても、生理前にイライラしたり、しんどくなるのは同じかもしれません。

でも、生理前だから調子悪いんだと自覚しているか、理由もなく調子が悪いのかの差はメンタル的にけっこう大きいです。

もっというと自分の生理のことを把握することで、自分で自分の健康チェックができます。体に起こっている異常に早く気づけるかもしれません。

私はルナルナというアプリで月経周期の管理をしています。

アプリで管理すると、とっても楽です。

生理開始日と生理終了日を記録するだけで、自動計算して次回の生理開始日や排卵日予想ができるからです。

生理が早くきた!遅れてきた!など月経周期のズレも明らかです。

理想的な月経とは?

自分の健康状態を知るカギは生理が早く来た!遅く来た!という周期のズレだけではありません。

生理の血はどんな状態か?生理痛はどうか?生理の長さは?などといった情報も大事なポイントです。

といっても、基準がわからないと判断ができないと思います。ここに簡単にまとめてみます。

◆月経周期

月経周期は平均28日の人が多いですが、個人差がかなりあります。

25〜38日が正常です。

自分のいつものリズムに比べてどうか?を考えるといいです。

月経周期がズレているとしても、ズレの幅が6日以内であれば問題ないでしょう。

◆生理の血(=経血)

血の量と質に着目。

正常な1回の生理の血の量は20〜140mlです。って、毎日血をカップに溜めてはかるわけじゃないのでわかりませんよね。

例えば、多い日で、生理用ナプキンを30分おきに交換しないといけないくらい血が出ているなら、量が普通よりも多いかもしれません。

また、血の塊がない状態が正常です。

◆生理の長さ

3〜7日間が正常です。
生理が長すぎる人、血が出過ぎて貧血になっていませんか。

◆生理痛

どうしても、下腹部が重たい感じはするかもしれませんが、痛みがほとんどない状態が理想です。

生理の悩みの中に実は病気が隠れているかも

ひどい生理痛や出血の中に重大な病気が隠れている可能性があります。

子宮内膜症、子宮筋腫など、女性なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。

不妊の原因になる場合もあります。

おかしいと思ったら早めに婦人科で診てもらって下さい。

痛み止めとの付き合い方

「薬は飲まない方がいいから…」そう言って、生理痛が重いのに我慢している人へ。

痛みがあったら我慢せずに飲んでもいいんですよ。

生理痛の原因のひとつはプロスタグランジンという物質です。

ロキソニンやイブなどの非ステロイド性抗炎症薬(=NSAIDs)に分類される痛み止めはプロスタグランジンを作るのを抑えてくれるので、生理痛に効果テキメンです。

たしかに、痛み止めをずっと飲み続けると冷えが悪化したり、胃腸や腎臓に負担がかかります。

でも、普段通りの日常生活を送れないほど痛みが強いのに、痛み止めを飲まないのはもったいないです。

こころと体は繋がっています。体の痛みを我慢して押さえつけていると、メンタル面でさらに悪化するかもしれません。

痛み止めは、都合のいい存在として、いいように利用しちゃいましょう。

痛い時だけ用法用量を守って服用して、痛くなくなったらサヨナラしましょう。

心と体のこと
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