マグカップにこびりついた頑固なコーヒー汚れ・茶渋のとり方

スポンサーリンク

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

こんにちは、ぱん子です。

コーヒーカップやマグカップにこびりついた茶渋は普通にスポンジで擦ってもなかなかとれません。

頑固な汚れの場合は重曹を使ってもなかなかとれません。

ハイターのような塩素系漂白剤を使うと塩素臭くなってコーヒーやお茶の風味を損なう可能性があります。

風味を損なわずに茶渋をとる方法を紹介します。

酸素系漂白剤を使う方法

酸素系漂白剤とは過炭酸ナトリウムのことです。


木製や金属製のカップには使えません。劣化・変色の原因になります。ただし、ステンレス製なら使用可能。

過炭酸ナトリウムは酸素パワーで汚れを落とします。粉末を水に溶かすとアルカリ性の液体に。茶渋の原因は酸性の汚れであるため、中和作用で汚れがとれやすくなります。

やり方
1.過炭酸ナトリウム(粉末)を50℃のお湯によく溶かす。
※割合はお湯1L(=1000ml)に対して過炭酸ナトリウム大さじ1(約15g)
2.カップを30分つけ置きする。
3.スポンジで擦り洗いして、ぬるぬるしなくなるまで水でよくすすぐ。

50℃のお湯に溶かすのがポイント。温度が低いと、洗浄力が落ちてしまいます。逆に温度が高すぎると効果が長続きしません。

沸騰したお湯と水道水を1:1で混ぜるとだいたい50℃くらいになります。

つけ置き方法は落としたい汚れがどこにあるかによって違います。

カップ内部の汚れであればカップに直接入れるだけなので楽です。カップの容量は150〜300mlくらいのものが多いので、使用する粉の量も少なくてすみます。

カップの上部や外側に汚れがついている場合は、別の容器に液体を作ってそこへ浸けて置くかたちになります。

カップよりも大きくて深めの容器を準備します。プラスチック製のボウルがおすすめ。洗いたいカップの大きさにもよるのですが、ボウルの大きさはできれば3L〜4Lくらいの容量は欲しいですね。お湯の量が多いほど粉末もたくさん使うのでコスパ悪いですが、思っているよりもたっぷり入れないと、カップの上部までしっかり浸かりません。

一度溶かした液体は保管して再利用することができません。シュワシュワと酸素の泡が発生して洗浄するしくみなので、時間が経つと洗浄力が落ちてしまうのです。なので、この機会に他の器も一緒につけ置きして綺麗にしちゃいましょう。

つけ置きすると汚れが浮いた状態になります。水ですすぐだけでは汚れが完全にとれない場合がありますが、普通の食器用スポンジで擦り洗いするとスルッと綺麗に汚れが落ちますよ。

塩素系漂白剤ほどではないものの、けっこうぬるぬるするので、すすぎはしっかり目にしましょう。

年代物の汚れがこんなに綺麗になりました!

私はめんどうなので素手で洗いましたが、手荒れがひどい方や肌が弱い方はゴム手袋推奨です。

メラミンスポンジを使う方法

メラミンスポンジは激落くんが有名です。よくあるこういうやつです。

先に言っておくと、メラミンスポンジを使う方法ではあまりにも頑固な汚れはとれません。その場合は酸素系漂白剤を使えばとれます。でも、メラミンスポンジだけで十分汚れはとれます。水をしっかり含ませて擦ることがポイント。

ただ一つ注意。メラミンスポンジは研磨作用によって汚れを落とすので、傷付けたくない大切なものには使用しないほうがいいです。

カップの素材がプラスチック製、ステンレス製、金属製、木製であれば傷がつくかもしれないのでやめておいた方がいいでしょう。

磁器製カップの中には表面に金などの装飾がある場合があります。そういったコーティングが施された部分には使用しないほうがいいでしょう。

デリケートな素材でできたカップはどうしようもない…

酸素系漂白剤は木やステンレス以外の金属でできたものには使えません。メラミンスポンジは傷がつくもの・傷をつけたくないものには使えません。

そういうデリケートな素材でできたカップは、汚れ・茶渋が固着しないように、速やかに洗うことしかできません。とにかく、コーヒーやお茶を飲み終わったあと放置しないことです。

汚れがこびりついて、洗ってもとれなくなってしまった場合はもう手遅れ。

カップに傷がつくことを覚悟の上でメラミンスポンジで擦ってみるのもありかもしれませんが、いっそのこと茶渋を受け入れて、愛でてみてはいかがでしょう。いいかんじに味がでてきたわね、と。

それではまた。