焚き火でコーヒー豆焙煎してみよう!【焙煎編】

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この記事ではコーヒー豆の焙煎の初心者でもわかりやすいように、

焚き火でコーヒー豆を手網焙煎する方法を伝授します。

必要なものリストは前の記事を参照してください。

コーヒー豆焙煎の大まかな手順

コーヒー豆を焙煎する共通の手順を雑に言ってしまえば

  1. コーヒー生豆のいらない豆を取り除く
  2. 焙煎〜水分を飛ばす〜
  3. 焙煎〜色づいてコーヒーらしくなっていく〜
  4. 煎り止め、冷ます

これだけです。順に説明していきます。

一度に焙煎できるコーヒー豆の量は?

手網の大きさによって一度に焙煎できる量はまちまちです。

ポイントとしては、容器をいっぱいいっぱいにしないこと。

いっぱいいれたとしても手網の容積の半分くらいまでかな。

一度にたくさんの量を焙煎しようとすると、均一な焙煎ができずムラが起こるかもしれません。

私が使っているこの手網であれば、一度に焙煎する量はコーヒー生豆で100〜200gくらいまでにします。

量は少ないほど火が通りやすいです。

初めて挑戦する方は生豆50gでもいいかも。

コーヒー生豆のピッキング

ピッキングとはいらないコーヒー豆等を取り除く作業です。

  • カビ豆
  • 虫食い豆
  • 未熟豆
  • 異物、ゴミ
  • 貝殻豆など

カビ、虫食い、未熟豆は味に影響するので取り除いた方がいいです。

貝殻とか割れた豆、形の悪い豆は人の好みで取り除いたり除かなかったり。

貝殻豆なんかは火の通り方が違って、焦げやすいので最初から取り除く人もいます。

これは正直どっちでもいいと思います。

焦げた豆は焙煎後に取り除くのでもいいと思います。

コーヒー豆を手網で焙煎する方法

コーヒー生豆を手網にうつしたら早速焚き火で焙煎といきましょう。焚き火はとっても熱いので必ず耐火手袋を装着してくださいね。

焚き火の火は常に強くして、手網を振る高さを変えることで火加減の調整をすることをおすすめします。

焙煎の最初の段階ではコーヒー豆の水分が飛んでいきます。

この段階ではまだコーヒーっぽい香りはしないし、色も茶色くなりません。

ポイントとしては最初のうちは高めの位置で手網を振り、じっくり水分を飛ばして焙煎することです。

最初から低い位置で焙煎すると火が強すぎてコーヒー豆の外側は火が通っているのに内側はまだ火が通っていないなんてことになりかねないからです。

最初の方は緑白っぽかったコーヒー豆の色が黄色〜オレンジ色に色づいてくると、このあとはどんどん反応が進んでコーヒーのいい香りがしてきます。

途中から手網を振る位置をもう一段階下げて、火力をUPさせます。

焦げやすいので、疲れても、手網をずっと振り続けてくださいね。

焙煎は12分〜15分で完成させるのが理想ですが、焚き火はそう思う通りにいきません。。風が強すぎて火力が不安定になったり、天候の影響を受けます。

コーヒー豆の焙煎に30分かかるかもしれないことも覚悟しておいてください。普段からやり慣れてないと、30分も腕を振り続けるのはけっこうしんどいと思います。

実際私も、同じコーヒー豆を使用して家のガス火でやったら15分で終わるのに、焚き火でやると30分かかりました。風が強くて火力調整が難しかった…

コーヒー豆の焙煎はいつ止める?

どんなコーヒーの味を求めているのか?人それぞれの好みによって焙煎度を決めてください。

どのタイミングで止めればいいのかは、コーヒー豆の香りや色づき方や1ハゼ、2ハゼの音を参考にします。

1ハゼというのはコーヒー豆の内圧が上がって、細胞壁がはじけるときの音です。パチパチ大きな音が聞こえます。

パチパチはやがて収束しますが、その間も高温下、コーヒー豆の化学反応は進んでいます。

2ハゼは1ハゼが終わってから約2〜4分後ピチピチ小さな音が聞こえます。反応が進み、二酸化炭素が発生し、コーヒー豆が膨張するために音がなるようです。

焙煎のやり方やコーヒー豆の種類によって1ハゼ、2ハゼがハッキリしない場合もあります。

音がしないときは見た目に頼りましょう。コーヒー豆が茶色くなっているとしても、膨張せずに小さいままなら全然まだまだ焙煎できていません。酸味がきつくて飲みにくい味だと思います。

しっかり焙煎したコーヒー豆は膨張するので、ふっくら大きく、シワが伸びてツヤっとしています。体感的には1.5〜2倍くらいの大きさにはなります。(盛ってたらごめんなさい)

ぱん子のおすすめとしては2ハゼが始まったころに煎り止めする、シティロースト。バランスが良くて美味しいのです。

2ハゼのピークで煎り止めするフルシティローストも、苦みとコクが美味しいです。

フレンチローストとかイタリアンローストは、焚き火でするには難しいんじゃないでしょうか。火加減調節が難しく、すぐに炭と化しそうです。

手網を火から離したとて、焙煎の反応が止まってくれるわけではなく、余熱で反応は進み続けています。

なので、本当は焙煎した熱々のコーヒー豆を別の大きめのザルなどに移してうちわなどで扇いで急速に冷ますのが望ましいです。

でも、アウトドアコーヒーでそんないろいろ持っていくのもお荷物なので、厳密さは諦めてもいいんじゃないかな。

ちょっとくらい焙煎が進んだとしてもきっと美味しいです。

粗熱が取れたら早速湯を沸かして、自分で焙煎したコーヒーを楽しみましょう。

もし焙煎失敗したら、もったいないけれども、焚き火にいれて火力足しちゃいましょう。コーヒー豆はよく燃えます。

コーヒー豆の保存方法

コーヒー淹れた後も焙煎したコーヒー豆は少量余っていますよね。

せっかく焙煎したコーヒーはぜひ家に持って帰ってからも楽しみましょう。

とりあえずキャンプ場ではコーヒー豆をなにか適当な袋などに入れて、家に帰ったら密閉容器に移してください。そして、室温、遮光で保存しましょう。

1ヶ月以上飲む予定がないのであれば劣化速度を遅らせるために冷凍してもいいです。

ただ、コーヒー豆のいい意味での変化(熟成)という観点では室温の方がおすすめです。

しかし、高温、多湿、光など環境によって悪い変化(劣化)も起こってきます。

焙煎したコーヒー豆は2週間以内に飲み切ることをおすすめします。

最後に

コーヒーが大好きな人なら一度はやってみたい焚き火コーヒー焙煎について記してみました。

ぜひ、夏以外の涼しい季節で挑戦してみてくださいね。

夏に焚き火でコーヒー豆の焙煎なんてしたら、地獄をみることになるでしょう。笑

アウトドアコーヒー楽しんでこー♪

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