気・血・水についてぱん子がゆるっと解説。

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こんにちは、いつか喫茶店を開きたい しがない会社員のぱん子です。

本日は漢方大好き薬剤師として、漢方医学において超大事な概念である気・血・水について解説していきます。

専門知識がなくてもわかりやすいようにお伝えしますので、コーヒーでも飲みながらごゆるりとご覧下さい。

気(き)血(けつ)水(すい)ってなんだ?

本当に簡単に言ってしまえば、

  • 気(き)とはエネルギーのようなもの
  • 血(けつ)とは血液のようなもの
  • 水(すい)とは血液以外の液体

を意味しています。ただ、西洋医学の考え方と異なるのはあくまでも概念であって、具体的な部分をさしているのではないということです。

気・血・水はお互いに影響し合っています。

体の気・血・水のバランスが保たれていると健康な状態です。バランスが崩れると体のどこかに不調を来します。

気血水のどれかが相対的に足りない状態であったり、流れが滞ったり、流れが逆行していたりすると、全てのバランスが崩れていきます。

気血水は、体の状態を表現するのに重要な概念です。体の状態を知ることはすなわち自分の体質を知ることであります。

気(き)にかかわる体質

「気」はエネルギーのようなものだとお伝えしました。

元気、やる気、気力などの言葉からも、エネルギッシュさを感じとることができます。

気に関係する体質として3つあります。

  • 気が足りない(気虚)
  • 気が逆行している(気逆)
  • 気が滞っている(気鬱、気滞)

気が足りない状態というのはエネルギッシュさが足りないということです。気が足りないと、体力がなくて疲れやすかったり、ストレスに弱かったりします。

気が逆行するというのは怒っている人をイメージするとわかりやすいです。エネルギーが逆上してプンプンしているかんじです。気が本来流れるべき方向とは逆に流れることで、吐き気や胃のむかむか、不安感など体の不調として現れることもあります。

気が滞ると、憂鬱な気分に。落ち込んでやる気が起こりません。お腹が張ったり、頭が重たい感じがします。

血(けつ)にかかわる体質

「血」は血液のようなものとお伝えしましたが、血液によって運ばれる栄養も含まれます。

血に関係する体質は2つあります。

  • 血が足りない(血虚)
  • 血が滞る(瘀血、血瘀)

血が足りない状態の一番わかりやすい例は貧血です。栄養不足の状態でもあるので、目のかすみや抜け毛、肌荒れといった形で症状が現れることもあります。

血が滞った状態は、血流が悪い状態です。体のすみまで栄養が行き届きません。特に手足のような末端は流れが滞りやすく、それによって末端が冷えやすいといった症状が出やすいです。肩こりや頭痛、生理痛などの痛みの症状も血の滞りと深く関係しています。

水(すい)にかかわる体質

水は血液以外の全ての体液をさします。

水に関する体質で押さえるものはたったの一つ。

水の滞りです。水滞は水毒ともいわれます。

常に巡っているべき水が、滞って、流れが止まっている状態です。

むくみやめまい、水鼻も水が滞っていることに関係します。

最後に

「気・血・水」それぞれに関係する体質を見てきました。

体の状態を表す体質は、実は1つだけとは限りません。同時に起こっていることも多いです。

気・血・水はそれぞれにバランスを取り影響し合う、切り離すことのできない関係だからです。

例えば、気が足りない状態が続けば、血も足りなくなって、水も滞ります。

血が足りなくなれば、血の流れも悪くなって…という具合にまさに負のスパイラルみたいな。

1つバランスを崩すと、ほかの部分でも綻びが出てくるものです。

最初は体力や根気だけで乗り切れたことでも、無理をし続けると「気血水」のバランスの崩れが体や心の不調として現れるかもしれません。

だから、自分の心と体の状態はいつも自分と相談していきましょう。休息をしっかりとる、栄養をしっかり摂る、適度な運動を心がける。特別なことをする必要はなくて、基本に立ち返るだけでいいんです。

心と体のこと
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