いつか喫茶店を開きたい しがない会社員のぱん子です。
私の本棚には松浦弥太郎さんの本がたくさんあります。
松浦弥太郎さんは私のもっとも尊敬する人で、なにかしら悩んだときは弥太郎さんの本に何度となく助けられてきました。
素敵な本ばかりなので、本のレビュー記事を書いてみます。
まずは松浦弥太郎さんの紹介をさせてください。
松浦弥太郎さんとは誰ですか
◆名前 松浦弥太郎(まつうら やたろう)
◆職業 主にエッセイを書く人 著書多数
◆公式Instagram
◆略歴
1965年 東京都で生まれる
高校中退後、渡米。アメリカの書店文化に触れる。
2002年 東京都中目黒にてセレクトブックストア「COW BOOKS」オープン
2005〜2015年3月 雑誌「暮しの手帖」の編集長
2015年4月 「クックパッド株式会社」入社
2015年7月 ウェブメディア「くらしのきほん」立ち上げ
2016年 「クックパッド株式会社」退社
2017年 「株式会社おいしい健康」共同CEO就任
◆ぱん子が思う松浦弥太郎さん
松浦弥太郎さん。直接お会いしたことはないけれど、著書を読んでいく中でぱん子が思ったことは。
基本に忠実で、常にいまよりもよくなるように考え続けている人。
芯が通っていてこだわりが強いのに、柔らかさがある人。
松浦弥太郎さんの本、エッセイは客観的に見て、自己啓発本に分類されるものが多い気がしますが、押し付け感や上から目線な感じがまるでありません。
弥太郎さん自身が、いくつになっても挑戦し続けているフレッシュマンだからかもしれません。
そんな弥太郎さんをこころから尊敬しています。
【レビュー】もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある
◆どんな内容?
この本は当時47歳だった松浦弥太郎さんが、「いま、もしも25歳だったら?」という視点で執筆した25歳くらいの若い世代に向けてのヒント集です。
まえがきには若いうちに知っておきたかった原理原則3つ。
本論としてもしも25歳ならやりたいこと51つ。仕事における姿勢や自分の価値を高めていくヒント集。
あとがきには「暮しの手帖社」でボーナス支給時に松浦弥太郎さんが社員に話していたアドバイスの内容5つ。
◆どんな人におすすめ?
将来やりたいことがわからない人、
将来の方向性に悩んでいる人に。
仕事で出世したい、社会人として認められたいという人にも。
「25歳」以外にも幅広い年代で噛み締めていける本です。
◆ぱん子的感想
この本はぱん子が今まで読んできた弥太郎さんの本の中で一番何回も読んだ本です。
25歳になる前から読んでいたし、アラサーになった今でも読めば初心に帰れる本です。
会社員として働き始めた当初は早く認められたくて必死でした。そんな私にヒントになる言葉がたくさんありました。
仕事に慣れてきてマンネリになりそうな時には、あとがきにある5つのアドバイスはこころにグッときました。
さらにステップアップするためにどうしていこう?と考えさせてくれました。
【レビュー】[よりぬき]今日もていねいに。
◆どんな内容?
松浦弥太郎ベストセラー書籍
- 今日もていねいに。
- あたらしいあたりまえ。
- あなたにありがとう。
以上3冊から選ばれた101のエッセイを再編集した内容。
◆どんな人におすすめ?
毎日がつまらないと感じてしまう人。
職場や学校など人間関係に息がつまる人へ。
◆ぱん子的感想
この本は持ち運ぶのがおっくうになるくらい分厚いです。でも、それだけ内容が盛り沢山。
一気に全部読むというよりは、気になったときに気になったところだけ読みます。
面白いほどに、そのときそのときで気になるページが違うんです。
自分自身が変化していってるんだと思います。
人生の楽しみ方のヒントがたくさん詰まった1冊です。
【レビュー】考え方の工夫
◆どんな内容?
常に考え、行動・実践し、日々をアップデートしていくための考え方が記されています。
●パート1 思考と工夫
●パート2 思考と実践
2部構成です。
◆どんな人におすすめ?
新しくなにかをスタートする人(再スタートも含め)
ビジネスを成功させたい人、お金を稼ぎたい人へ。
◆ぱん子的感想
この本はただの仕事と暮らしのヒント集ではありません。(ぱん子が思うに)
どうすれば、ビジネスを成功させることができるのか?ものが売れるためには?お金を稼ぐ上で必要なものの考え方を知ることができます。
特に、パート2の思考と実践にある12の問いかけは、時代に関係なく普遍的な考え方です。
私がいつか喫茶店を開くときにも、この原理原則はしっかり心に留めておきたいです。
【レビュー】センス入門
◆どんな内容?
松浦弥太郎さんの考える「センスがいい」とはいったいどういうことなのか?
人との付き合い方、社会に対する向き合い方、お金の使い方、など。センスの良さは色々なところに表れます。
「センスがいい」ということは運を味方につけて人生をより良くしていくための武器です。
この本にはセンスがよくなるための答えは書いていませんが、センスを磨くためのアイデアが記されています。
●1 センスのいい人とは、どんな人ですか?
●2 センスを磨くアイデア
●3 センスのお手本
3部構成。
◆どんな人におすすめ?
ここでいう「センス」はファッションセンスやお洒落さのことではありません。
そういう意味のセンスを高めたい人向けの指南書でないのでご注意。
人と人、人とものとの関係性をより良くしていくためのセンスを高めたい人に向いている本です。
これから新しいことに挑戦しようという方にも一度読んでみてほしいです。
◆ぱん子的感想
この本を読めば必ずセンスがよくなる、とは思いません。
センスとはなにか?の問いかけの答えが1つとも思いません。
センスという能力が天性の才ならこの本を読む必要性はありませんが、
何を選び、どう判断するのか?によってセンスの良し悪しが変わると弥太郎さんが言うなら
センスの道に入門して、センスを磨いていきたいと私は思います。
【レビュー】おとなのきほん
◆どんな内容?
おとなのきほんには自分の身の回りのことや、仕事やプライベートのことまで、きっとおとなになれば直面するであろうトピックごとに弥太郎さんなりの考え方が記されています。
●1 おとなのアウトプット。自分というコンテンツの発信
●2 おとなの友だち。新しくて知らない出会い
●3 おとなこそ必死で働く。集中力の保ち方
●4 おとなの文章術。気持ちを伝えるツール
●5 おとなのお金。信用と責任の考え方
●6 おとなのきほん。毎日、毎日、整える
●7 おとなのおしゃれ。中身が大事な話
●8 おとなの趣味。くつろぎと楽しみ
●9 おとなの計画。バランス感覚の鍛え方
●10 おとなのスタートアップ。続けながら新しく
◆どんな人におすすめ?
年齢を問わず、自分で働いて生計をたてている、選択と責任を両方請け負う自由なおとなの方に。
ワクワクしたい、もっと自由を謳歌したいというおとなの皆さんにぜひ読んでみてほしい一冊。
◆ぱん子的感想
この本は今アラサーのぱん子的に一番こころにしっくりくる内容でした。
ぱん子も弥太郎さんのように、いくつになっても挑戦し続けるおとなでありたいと思います。
これから、歳を重ねていくなかで、きほんに立ち返りたくなるときが来るでしょう。
そんなときはおとなのきほんを読んで、自分自身を見つめ直すのもいいですね。
ちなみに、おとなのきほんが改題、再編集された文庫版もあります。
【レビュー】松浦弥太郎の仕事術
◆どんな内容?
当時40代半ばだった松浦弥太郎さんが、若い頃から悩み考えながら歩んできた中で、学び、発見したことを「仕事」という1つのテーマでまとめたもの。
松浦弥太郎流、ビジネス書です。
●第一章 働くこととは
ここには社会人としての基本が記されています。
●第二章 仕事と暮らしを楽しむ生き方
ここにはいい仕事をするためのプライベートの過ごし方が記されています。
●第三章 人とかかわって働くこと
ここでは仕事において良好な人間関係を築いていくために知っておくとよいことが記されています。
●第四章 仕事のための思考と発想
ここではスキルアップのための心得が記されています。
●第五章 時間に追われず、情報に流されず
社会人として知っておくとよい、時間管理術と情報管理術が記されています。
●第六章 自分のキャリアをデザインする
長く仕事を続けていく上での大切な心構え、お金との付き合い方などが記されています。
◆どんな人におすすめ?
仕事において中堅的立場になってきたころ、マンネリを改善して、ステップアップしたい人に。
◆ぱん子的感想
私は社会人としてある程度仕事に慣れてきた頃にこの本に出会いました。
何をやってもある程度こなせてしまうけど、悪くいうと中途半端な自分が嫌で、もっと勉強してレベルアップしたいと感じていたころです。
学生時代の勉強は与えられたことをただやればいいだけですが、社会人になると勉強するかしないかはその人次第だし、勉強する内容を考えるのは自分です。
第四章 仕事のための思考と発想では、弥太郎さんが実際どういうふうに勉強していたのか記されています。
毎日仕事で忙しくても、時間を確保して、徹底して勉強していたのだと知ると、じゃあ私も頑張らないとなと勇気をもらえました。
【レビュー】ふたりのきほん100
◆どんな内容?
この本には一生のパートナーとこれからもずっと、上手く付き合っていく上でのヒントがたくさん記されています。
わたしからあなたへ100、ふたりのための100。の2部構成。+αでわたしのきほん100を書き込める空欄のページ付き。
◆どんな人におすすめ?
パートナーとより良い関係を築いていきたい全ての人に。
ささいなことでケンカばかりしてしまう2人に。
◆ぱん子的感想
ここで紹介する本の中で唯一横書き仕様です。
私個人としては縦書きの方が読みやすいですが、横書きならではの親しみやすさがあるかもしれません。
本を読むのが苦手な人でも、1つ1つの項目が短くまとまっているのでとっかかりやすいと思います。
気になったところだけ、カップル、夫婦で一緒に読むのも素敵な楽しみ方だと思います。
あとがき
冒頭でも述べた通り、ぱん子の最も尊敬するお人 松浦弥太郎さん。
いつも自分の歩みたい道の先にいて、道標となってくれます。
答えを教えてくれるのではなく、その行動と姿勢がヒントとなっています。
どうしたらいいのかわからなくなったときは、弥太郎さんだったらどうするだろうか、、?と自分自身に問いかけてみます。