こんにちは、ぱん子です。
安かったのでニラを買ってきました。袋をあけようとすると、なんか黒っぽいのが目につきました。ツノが2本。ナメクジです。
キャベツのミミズよりはマシですが、気持ち悪いのにかわりないですね。
でもね、ナメクジはただキモいだけじゃないです。そのまま気づかずに生食してしまうと、寄生虫感染する可能性があります。
ナメクジやカタツムリには広東住血線虫という寄生虫がいるかもしれないからです。
この寄生虫は消化管を介して体内へ入ると、脳へ移行します。潜伏期間は1〜3週間くらい。その後、頭痛、吐き気、嘔吐、発熱、倦怠感、全身の痛みなどが起こります。知覚異常や麻痺が起こることもあります。予後は良好ですが、重症例では後遺症が残ることがあります。
そうならないために大事なことが3つあります。
ナメクジによる寄生虫感染予防対策
❶ナメクジを生で食べない
❷ナメクジの這ったあとの粘液には寄生虫がいるかもしれないので、野菜をしっかり洗う
❸手に寄生虫の卵がつくかもしれないので、手をよく洗ってから調理する
このニラは、ナメクジが付いてる部分をちぎって捨てたあと、50℃洗いして流水ですすぎました。そしてナメクジがついてないかよく確認し、加熱して食べました。
50℃洗いのやり方はこちらを参照↓
ところで、ナメクジは塩をかけると溶けると聞いたことがありませんか。実は溶けてるわけではありません。浸透圧の影響で水分を奪われて縮んでいるだけです。すぐに水分を与えるとまた膨らんで復活します。なので、死滅させるためには、熱湯をかける方が効果的です。
今回はニラだったので加熱しましたが、もしもサラダ用野菜だったら、虫を取り除いた後、流水でしっかりすすぐことに尽きると思います。
それではまた。
参考サイト:国立感染症研究所
広東住血線虫症とは